にわかオタク日記

好きなゲームやアニメなどの話をします

【SVダブル】火の海寿司【S1最終601位】

〇はじめに

 はじめまして。

 私はミユキカズヤという名で、普段は細々とオタクをやらせてもらっております。

 今回は、ポケモン最新作スカーレット/バイオレットのダブルバトルにて最終3桁順位を取ることができたので、その記録としてこのような記事を書くことにいたしました。

 今作でダブルバトルに取り組んでいる皆さんの一助になれば幸いです。

 

〇構築経緯

 それでは、今回使った構築に至るまでの流れから軽く紹介します。

 と、その前に、私はポケモン剣盾からダブルバトルに取り組んでいましたが、そのとき良い成績を残せたのがアシレーヌ+セキタンザンの蒸気機関コンボ、そしてキョダイフンセキの定数ダメージを利用して勝つ構築でした。

 その経験をもとに、まだ未熟な私が勝つためには、とにかく脳死で動かせるような強力なギミックが必要だと考えました。

 はじめはセキタンザンで炎or岩テラスタルを使い、味方のアクジェで殴るコンボから熱風or岩雪崩を打つことなどを考えていましたが、ダブルバトル用にヤミカラスガブリアスのレンタルパーティが公開されており絶対に勝てないと判断したため解散。

 その後、定数ダメージのあるギミックならやれるのではと思い「マスカーニャ+ラウドボーン」の”火の海誓い”に目をつけました。

 ”火の海誓い”とは、くさのちかい+ほのおのちかいの合体技のことであり、追加効果で相手の場に火の海が発生し、相手の炎タイプ以外のポケモンに8分の1ずつの定数ダメージを4ターン与えるというものです。(詳しくはポケモンwikiなどをご参照ください)

 火の海は炎タイプに無力なので、はじめはその対策として裏にトリルミミッキュトリトドンやトリルドータクンカバルドンなどを試しましたが、トリルが決まらなかったりアタッカーの火力が足りなかったりで思ったほど勝てませんでした。

 そこで色々考えた末、①炎タイプに有利をとれ、②耐久力や火力などが十分担保されている、という理由から「ヘイラッシャ+シャリタツ」のいわゆる”寿司”を組み込んだところ、これが相性バッチリだったのでこの4体を基本選出とした構築に決めました。

 ”寿司”とは、ダブルバトルにおいてヘイラッシャとシャリタツが隣に並んだとき、シャリタツの特性司令塔が発動してヘイラッシャと合体し、ヘイラッシャの全能力が2段階上昇するコンボのことです。(これも詳しくはポケモンwikiなどをご参照ください)

 一方で、火の海や寿司の通りが悪い場合の選出については最後まで頭を悩ませられました。

 基本選出が2体ずつのペア前提みたいな形なので、それを崩さないようでいて、かつこちらの対策の対策として機能できる並びが必要でした。

 その頃バンギラスルガルガンが微妙に流行っており、砂で襷が潰されたり炎特殊技の通りがいまいちなので合体誓いをあまり出したくなく、最終的にはそこに強そうな「ヤミカラスガブリアス」を入れたパーティが一番安定して勝てました。

 他に試したのは、オーロンゲ+カイリュ―(捨て台詞や鉢巻と寿司が相性良さそうだった)とかモロバレル+ドドゲザン(火の海誓いの並びで猫トリルされるときついので牽制したかった)とか。

 今さらですがイッカネズミ+コノヨザルは無難だけどありだったな、と思います。

 

〇個体紹介

※以下常体

1.ヘイラッシャ@たべのこし(ひこうテラス)

性格:いじっぱり

実値:241(124)-156(+172)-136(4)-×-105(156)-62(52)

調整:HP16n+1、HP=B+D、S司令塔発動で準速70族抜き、余りAなるべく高く

 テラスタイプは、トリックフラワー耐性とモロバレルへの打点を意識した飛行。電気は通るがそこまで環境にいないのであまり気にならなかった。

 使い始めはHPぶっぱの耐久重視だったが、火力が物足りなかったので耐久ラインをある程度下げつつ調整。Sはもう少し落として準速66族抜きくらいでも良いと思う。

 持ち物と技はテンプレ構成で、火の海定数ダメージと地震のような全体技の相性が◎

 

2.シャリタツ(そったすがた)@こだわりスカーフ(みずテラス)

性格:おくびょう

実値:143-×-80-172(252)-116(4)-147(+252)

調整:CSぶっぱ、余りD4

 テラスタイプは、ヘイラッシャが炎ロトムに勝てないと思ったので、そこに対して火力を出しつつ汎用性もある水。

 マスカーニャに襷を取られているので持ち物スカーフのCSぶっぱ。性格はひかえめでもいいかも。

 技構成はほぼテンプレだが、すべて命中不安なのでとても怖い上、濁流を外しまくって泣いた試合は数知れない。

 

3.ガブリアス@ラムのみ(じめんテラス)

性格:ようき

実値:183-182(252)-115-×-106(4)-169(+252)

調整:ASぶっぱ、余りD4

 テラスタイプは地面。地震強化しつつ竜を消せるのが偉い。

 持ち物はクリアチャームなどと選択だが、能力ダウンは黒い霧でも消せるやろという考えからラムで採用。そのおかげで勝てたのが2、3試合あった気がするので良い判断かなと思う。

 技構成は地震と岩雪崩(あと守る)があればなんでもいいので適当に剣舞を入れた。ワイドガードがきつかったので、おそらくドラクロか地団駄を採用するほうが無難。

 

4.ヤミカラスしんかのきせき(あくテラス)

性格:おくびょう

実値:143(60)-×-77(116)-105-78(124)-150(+204)

調整:HP16n-1、S最速84族抜き、HD眼鏡ゴールドラッシュ確定耐え、余りB振り

 テラスタイプは特に理由もないため変更せずに使った。

 元々はセグレイブと組ませる予定で、サーフゴーを厚めに見たためこのような調整。耐久指数がこれより高くなる良い調整があればぜひ教えてほしい。

 持ち物は当然しんかのきせき、技構成もほぼテンプレなので特に言うことがない。

 

5.マスカーニャきあいのタスキ(くさテラス)

性格:ようき

実値:151-162(252)-91(4)-×-90-192(+252)

調整:ASぶっぱ、余りB4

 テラスタイプはこちらも特に変更していない。

 誓いを使い始めた時はスカーフだったが、追い風されたらどうせ抜けないし守るがないとターン稼ぎができなくてしんどかったので襷で採用。

 特攻もそこまで低くないので、トリルされたときのサブプランとして最低限アタッカー役になれる特殊型もありかもしれないが、トリックフラワーとはたきおとすが優秀すぎるので結局物理型で使用。

 猫だましや先制技集中で倒されがちなのでゴーストテラスタル誓いをしたくなる。

 

6.ラウドボーン@いのちのたま(ほのおテラス)

性格:ひかえめ

実値:207(220)-×-125(36)-178(+252)-95-86

調整:HP16n-1、Cぶっぱ、余りB振り

 テラスタイプは炎。変更してないだけだがとても強い。

 陽気珠ガブのWダメージ地震や臆病サザンの悪の波動を耐えるバケモンであり、はじめはロマンを求めて弱点保険を持たせていたが、環境の変遷や構築の変化の中で初手テラスタルをして弱点を消すほうが良いのではと考えた結果、安定して火力の出せる珠で採用。

 技構成は、ギミックの根幹である誓いと必須級の守る。その他は一致範囲技の熱風と一致技のシャドボを無難に採用。

 

〇選出について

・基本選出

 初手:マスカーニャ+ラウドボーン、裏にヘイラッシャ+シャリタツ

 基本的にこの出し方。猫騙しが怖い時はマスカーニャを守らせて2ターン目で合体技を打つ。猫トリルは無理。

 なお、相手の初手が追い風+ラウドボーンが倒されそうなときは炎テラスタルを切ってもいい。一致テラス×合体技なのでめちゃくちゃ火力が出る。相手の裏にマスカーニャがいる場合はヘイラッシャにテラスタルを残したい盤面でもあるため、ご利用は計画的に。

・別選出

 初手:マスカーニャ+ラウドボーン、裏にヤミカラスガブリアス

 相手のパーティに寿司対策が見えていて、逆にガブが通せそうなときはこれを出す。相手に寿司がいる場合もヤミカラスの黒い霧をあてると楽になるため、こっちの選出で戦うことが多かった。

 火の海誓いが弱い炎タイプに対してガブが強いので、実は相性が良い組合せ。

・別選出その2

 初手:ヤミカラスガブリアス、裏にヘイラッシャ+シャリタツ

 バンギルガンにはこの出し方が多かった。追い風が裏の寿司まで残る展開だとかなり戦いやすい。

 ちなみに相手にファイアローがいなければ砂パ相手でも基本選出で行けると思う。

・別選出その3

 初手:ガブリアス+ヘイラッシャ、裏にシャリタツヤミカラスorマスカーニャ

 どうしようもない時の出し方。シャリタツ引きのリスクを捨ててガブ側を殴るのか、素直にヘイラ側を殴るのか、相手とのじゃんけんを楽しみたいというときはこれで読みあい運ゲーをしよう。

 

〇対戦の備忘録

 火の海誓いは思っていたよりは警戒されなかった印象。

 炎タイプがきつい=炎テラスがきついと思われるかもしれないが、裏のポケモンが打点をもっているため問題ないし、むしろ助かっていた。

 寿司はカタログスペック通りの強さだが、対策されれば簡単に負けるなと感じた。

 きあいだめピントレンズサザンドラ、瞑想して加速してスキスワするクエスパトラ、ものまねハーブで能力を上げてスキスワするブラッキーヤミカラス以外から急に飛んでくる黒い霧、etc...。色々見たので勉強になった。

 その他だとドラパルトやタイカイデン、ニンフィアなどがきつかったが、一番無理だったのがセグレイブ。強い選出を考えるのが難しく、相手にいた試合はおそらく全部負けたと思う。

 ただ全体を通して、誓いへの警戒がなかったり寿司の対策が薄かったりすればイージーウィン拾えたし、プレイング上考えることも少ないので楽しい構築だった。

 

〇おわりに

※以下敬体

 今回は、3桁フィニッシュの記念として記事を書いてみました。一応剣盾の時のベストよりも高い順位を取ることができて、SVダブル最初にして自己最高を更新できたことはすごく喜ばしいです。

 ただ、もう少しパーティを煮詰められそうなところもあり、ある特定のポケモンが来たら勝てないという致命的な欠陥もあり、運にも恵まれたかなと今振り返って思います。

 私自身、前作からレートのガチ対戦を始めてまだまだ未熟なのですが、今後はよりステップアップするために、次のシーズン、また別のルールなどでもより良い結果を残していけるように頑張りたいと思います。

 また、バトルについて一緒に考える友達も少ないので今後増やしていきたいです。人見知りなのでぜひ気軽に声をかけてください!

 ダブルバトルは難しいですが奥が深くて、運も絡んでめちゃくちゃだけどすごく楽しいです。この新作を機に始めてみたり、今回の記事で少しでも興味を持ってくれたりしていただければ良いなと思います。

 ということで、長くなりましたが今回の構築記事はこのあたりで終わりとします。

 ここまで読んでいただいた皆さん、誠にありがとうございました!!

 

 最後に、ガブの剣舞→ドラクロ、マスカーニャを草→ゴーストテラスにしたレンタルを発行したので興味のある方は使ってやってください。

 

 何かありましたらお気軽にTwitterへどうぞ→ミユキカズヤ(@417miyuki18)